ファイル名に日本語はOK?NG?-SIRIUS2の使い方

ファイル名に日本語はOK?NG?-SIRIUS2の使い方

ファイル名(スラッグ名)は面倒でも英文字に変えておいた方がいいというお話です。

アイキャッチ画像

SIRIUS2で記事(エントリーページ)を作成する際、必ず設定すべき項目として「ページタイトル」と「ファイル名」があります。


このうち「ページタイトル」は日本語でも全く問題ありません。
では「ファイル名」に日本語をあてがうのは問題ないんでしょうか。


日本語のファイル名はやめておこう

結論から言いますと、問題はないけどデメリットの方が大きいと筆者は思ってます。

SIRIUS2での「ファイル名」の部分はウェブの世界では”スラッグ”と言います。
スラッグとはURLの中の一部の文字列で自由に設定ができる部分のことです。


たとえばファイル名(スラッグ)が「abc」であればSIRIUS2の場合は[htttps://(ドメイン)/abc.html]となります。


一時、このスラッグを日本語にすることが流行りました。
URLの中にぱっと見ただけですぐにわかる日本語が入っているので記事の内容がその時点で大まかにわかる→利用者の立場に立ったSEO対策と言われたものです。
(スラッグを日本語からいちいち英単語に直すのが面倒という声も多かったそうです)


クリック率が上がるとも言われてました。ただそれが正解だったのかどうかははっきりとはわかっていません。


ではデメリットは何でしょう。


それはSNSやブログなどでシェされにくいということです。


 


実際に日本語のファイル名(スラッグ)を付けたページを作成してみます。


キャプチャ画像


これをブラウザで開きURLを見てみます。
いかがでしょう、もうこれだけでページの内容が大まかにわかるというものです。


キャプチャ画像


ではこのURLをコピーしてSNSに貼り付けてみます。それがこちら。


キャプチャ画像


文字化けしたような文字列が並んでますね。しかも長い!
これは決してエラーではなく、URLに全角文字が含まれてると強制的に別の文字に変換される(エンコードという)仕組みのせいです。


これはウェブの世界では問題なくても人間の眼には意味不明な文字列にしか見えません。
そのため初見での第1印象は「なんだこれ?」みたいな感じになってしまいます。


それにSNSの仕様によってはURLの文字列が長すぎて(文字数を稼いでしまって)そもそもリンクを貼るスペースがないという事態も起きがちです。


他者のSNSやブログなどに自分の記事のリンクを貼ってもらうこと(※被リンク)はSEO的にはとても重要なので、それを考えると日本語でのスラッグはどうしても避けたいところです。


さらにURLがあまりに長いと表示エリアの中で何回も折り返しが発生することが容易に予想されます。
ただしその折り返しが普通の折り返しなら問題ないですが、システムによっては”改行”での折り返しになってしまって正しいURLとして機能しなくなる可能性も出てきます。


他にも”検索エンジンがページのテーマを理解しにくくなる”とか”キーワードがちゃんと認識されないので検索結果での表示に影響を及ぼす”といった可能性もあります。
(あくまで可能性です。SEO対策に明確な正解はありませんので)


こういったように日本語スラッグはデメリットの方が大きいです。


そのため面倒でもファイル名(スラッグ)は英文字に必ず変換するようにしましょう。
(できれば日本語タイトルの意味に近い英単語を含む文字列の方がいいと思います)

サイト管理人

筆者

 

デフォルトの「entry1,entry2...」でも問題はないですが…。

画像ファイル名の付け方の注意点

画像につけるファイル名は日本語完全不可です。必ず英字にします。
数字は使えないことはないですが、先頭に使うのがNGだったりと不具合の原因にもなりかねないのでなるべく避けておいた方がいいでしょう。


あとSIRIUS2独自の仕様が一つあります。


たとえば使いたい元画像のファイル名に大文字が入っていたとします。(fileAAA.jpgなど)
この画像をSIRIUS2の画像管理画面に取り込むと自動的に小文字に変換されてしまいます。
おそらくトラブル防止のためかと思いますが。
(fileAAA.jpg→fileaaa.jpg)


これ自体は問題ないんですが、このルールを知らずにたとえば『サムネイル画像』のところに(SIRIUS2の画像挿入機能を使わず)他からコピーした画像パスをペーストし、ファイル名だけ手打ちで変えたとします。(元になる画像ファイル名をそのまま打ち込む)


キャプチャ画像


しかしながらSIRIUS2内部では小文字に変換されてしまうため、『「fileAAA.jpg」というファイルは見当たらないよ』と認識されて表示されなくなります。
(ウェブの世界では英文字の大文字と小文字は別のものと認識されます)


こういったトラブルは稀ですが、少しでも不要なトラブルを避けるためにも画像ファイル名には大文字は付けないようにしておきます。


ただしページのファイル名には大文字は使えます。このあたりはちょっとややこしいですね。
(fileAAA.htmlなど)


キャプチャ画像