SIRIUS2には(ver.1.03のアップデートで)<見出しデザイン>の一括変更機能が搭載されました。
この機能はとても便利なんですが、使い方によってはちょっととまどうことにもなりそうです。
※<見出しデザイン>についてはこちらの記事をご参照ください。
当方でいろいろ試してみた結果、以下のような現象が見られるようです。
(※ベーステンプレートでの検証になります)
デフォルトの”H2見出し”だとグレーの(四角い)背景色が付きます。
ここでレイアウトを”1カラム”に変更してみると、左寄せでの配置でグレーの背景色もついたままでの表示になります。
ただし<見出しデザイン>の一括変更を適用してH2見出しに「スタイル18」などの中央寄せのスタイルを適用すれば中央寄せでの配置になります。
今度は”1カラム(ワイド)”にしてみます。
するとなぜか中央寄せでの配置に変わり、背景色も付かなくなります。
こんな感じで素のH2見出しはレイアウトによって異なる挙動になるようで、見せ方によっては若干注意が必要です。
こちらも<見出しデザイン>の一括変更で「スタイル13」などの中央寄せのスタイルを適用すると同じように中央寄せでの配置になります。
(スタイル13,17,18の)中央寄せ以外のデザインを適用すると見出しは強制的に左寄せでの表示になります。
ここでたとえばトップページのみ1カラム(ワイド)にしてプロっぽく見せようと思ったら、H2見出しは(SIRIUS2公式サイトのように)中央寄せの方が見栄えはよくなります。
ということで<見出しスタイル>一括変更でH2見出しに中央寄せのスタイルを選択してみます。
当然のことながら他の通常の2カラムページでもH2見出しが中央寄せで表示されます。
それでもよければ特に問題はないのですが、通常のページでは”ノーマルな”見出しを使いたいとか左寄せで表示した方がしっくりくるなんてご意見もあるでしょう。
でも1カラムページのみ中央寄せのレイアウトにして他の2カラムページでは通常の左寄せにするとか、1カラムと2カラムでデザインを変えようとしたら大幅なスタイルの変更が必要になります。
個別に<見出しスタイル>でデザインを変更すればこの問題はクリアできます。ただし修正作業時には面倒さが付いて回ります。
あとこれで修正可能なのは編集画面内の見出しのみで『記事タイトル』内の見出しは変更できません。
(その見出しを編集画面内に移動してH2に変換すればこれまた解決にはなりますけど...)
そこで【Volar2】では1カラム(”ワイド”含む)ページと通常の2カラムページで別々の見出しデザインを一括表示できる設定を加えてみました。
この機能はこちらで用意しているスタイル設定をテンプレート上で有効化する仕様になってます。
SIRIUS2標準の<見出しデザイン>一括変更を使うとそちらが優先表示されてしまいます。
もちろん全ページ同じH2見出しでかまわなければ【Volar2】の機能は使う必要はありません。
SIRIUS2の<見出しデザイン>一括変更でのH3以下の見出しに関してはそのまま使えそうなので、当初は搭載していた【Volar2】オリジナルのH3見出しスタイルは廃止することにしました。
そしてこちらが【Volar2】で用意したH2専用の見出しデザイン一覧です。
1カラムページで使えるH2見出しは仰々しいのは外してさりげない感じのものだけに絞ってます。
また中央寄せ固定のレイアウトになります。
(色はどんなサイトでも使い回しが可能なようにグレー系で固定)
2カラムページで使えるH2見出しはSIRIUS2に搭載されてる見出しデザインに近いものもあれば【Volar2】オリジナルデザインのものもあります。
こちらもどちらかと言えばシンプルなものに限定してます。
(色はどんなサイトでも使い回しが可能なようにグレー系で固定)
【Volar2】の”H2見出しデザイン一括変更”機能は専用スタイルシートの読込みというやり方で有効化します。
トップページには1カラム専用H2見出し用スタイルシート読込みコマンドが、トップページ以外には通常のH2見出し用スタイルシート読込みコマンドが予め書かれています。
(デフォルトではコメントアウトして無効化してあるので有効化するにはコメントアウトを解除します)
※<コメントアウト>についてはこちらの記事をご参照ください。
1カラム専用H2見出しは6種類、通常のH2見出しは11種類用意してあり、有効化したら末尾の番号を変えるだけで見出しデザインが瞬時に変わる仕様です。